kasumisousanのブログ

老年夫婦の毎日

お墓問題

最近の義母は、お墓をどうするかという問題で、頭がいっぱいのようだ。


旦那の実家のお墓(この墓に私も入るのか)

は、坂の上にあり、子どもが小さい時は、トレッキング感覚で、お参りに行っていた。

喉が渇いた〜、歩けない〜、とぐずる子どもを、あの手この手で連れて行く。



それでも、毎年、お盆には、お参りしていた。



この夏、猛暑で、私も、体力に自信がないと渋ったら、旦那が一人で、墓参り。死ぬかと思ったと。

義母は、高齢で参れない。


「お墓を、移したい」


義母が言った。



自分が入った時、誰もお参りしてくれなくなる。


お墓関係の人に話をきくと、300万くらいかかり、今の墓を移転するのにも、結構かかるらしい。


旦那のきょうだいも、子どもたちにお金がかかるなどの理由で、すぐにどうにもできないと、いい顔は

しない。


うちも、末っ子にまだお金がかり、旦那は定年で給料が激減。


墓問題を有耶無耶にしたい。



しかし、義母は、電話するたびにその話題。

年金生活なのに、節約してお金貯めると言う。


気持ちは、わかるが、もう好きなもの買って、まごや、ひ孫に、お小遣いやって、楽しく余生を送っては?と思う。

嫌な嫁だが、本音だ。

もちろん、面と向かって

言いはしない。

旦那にも言わない。



歳をとると、そういう気持ちに、なるのかな。

私の祖母が存命中、「仏壇が欲しい」と言われ、

独身の私が、買ってあげた事を思い出す。

バブルだったなぁ。


野球のドラフトで入団した、どこかの選手が、

若干18歳で、契約金で、親に墓を買ってあげる、言ってた。

すごいなぁ

でも、

墓って、そんなに大事?

信心深くない私はそんな事思う。


旦那は、信心深い人だ、ただ、ぽん!とお金は出せない辛さよ。


墓問題は、うちだけの話ではないと思う。

墓地でもあちこちの墓が、荒んでいる。

もう、参る人がいないのだろう。

ビルの中にありバーチャルの映像が出る墓なんかも出現しているこの時代。


なんだかなーと思ってしまう今日この頃。