kasumisousanのブログ

老年夫婦の毎日

読書で思い出す嫌な事

シチュエーションは、全く違うのだが、あるミステリ小説を読んでいる時、嫌なこと思い出した。


ある事務所に、ふたりの事務員の女性がいて、1人は中年、もう1人は、10代。


中年のほうが、冷蔵庫のアイスを食べて、10代の子のデスクの横のゴミ箱に捨てた。


副社長が帰ってきて、アイス食べようとしたらない。

「誰だ、俺のアイス食べたのは!」

貰い物の残りだと思っていたら、実は副社長が、買ってきたものだった。


中年は、黙って知らん顔。


10代の子のゴミ箱をみて、副社長が、激怒する。

お前が食べたのか!


買ってこい!


私ではありません、と、言えない。

買いに走らされる。




嫌な副社長。中年の事務員も。たかがアイスで。




お話はここがメインじゃないのだが。



私が、仕事してた時、

ある電話対応で、間違った事を相手に伝えた。

知らないことだったから、同僚に聞いて、答えたが、それが違ってたのだ。


上司に、わからない事は、自分1人で判断せず、聞きなさい!

と、注意された。



いやいや、聞きましたよ、

私、今まで、わからない事、自分一人で判断した事なんか、一度もありません。


を、言えなかった。


そばに、私に、間違った事

教えた人いたが、その人、黙っていた。

私が、間違えたんです、と、言ってはくれなかった。



悔しかった。



誰にも、愚痴らず、心に秘めていたのに、

読書してて、思い出すなんてね。


もう、過ぎた事。


でも、私は、と、自分の正当性を主張できたら、良かったのにね。


どこか、諦めている。


昔から、そういう事、結構あったなと、いまさらのように、蘇って、ちょっと悲しくなったのであった。