kasumisousanのブログ

老年夫婦の毎日

給食のおもいで

たまたま、目にしたテレビドラマのワンシーン。


ちらっと観ただけだから詳しくはわからないが

小学生の女児が、掃除時間も給食を食べている。

掃除している同級生に、邪魔だとか言われている。

先生は、大したリアクションしてない。


その時、私の脳裏に、嫌な記憶が浮かんできた。


小学校低学年の頃の事。

給食のお肉が嫌いで中々食が進まず、いつも、掃除時間まで、食べていた。


先生が、もう残していいよ、と、言ってくれなければ、残すことはゆるされない。

汁物は、冷たくなってますます不味くなっている。


下校時間まで食べていた事もある。

担任が、私が、給食食べていることを忘れて、職員研修に出かけたからである。


もう残していいよ、と、言ってくれる人がいなかった。

先生が帰ってきたのか、他の先生がいいと言ってくれたかは、記憶にない。


ある日は、先生が、そばに来て、嫌いな肉を野菜に隠して、口に入れる。突っ込む。

友達が、あ、お肉隠れてる!

と、暴露して、怒られていた。


拷問。

先生にとっては、私に食べて欲しいと言う気持ちだろうが、その時は、そんな事思うわけない。


2時間目が過ぎた頃から、憂鬱な気分になっていた。

給食なんかなくなればいいのに。

早く大人になりたい。

給食食べなくていいから。

と思っていた。辛かった。




だからかな。

今、この歳になっても、お肉は、嫌いだ。

『好き嫌いしてはダメ』と、子供には言ってきたが、

大人になった今は、子供にそれを言われる始末である。